時間管理アプリ「Timelook」を初めて起動した際、「あなたにとって1時間の価値は何円ですか?」という質問が表示されたかと思います。おそらく、1時間の価値を金額で考えたことがある人は少ないと思うので、戸惑った方も多いかもしれません。
時間とお金の関係を考える際、まず思い浮かぶのは「時給」だと思います。アルバイトなど時給制で働いている方は、自分の時給を基準にして、1時間の価値を設定した方が多いのではないでしょうか。
自分の時給ではなく、最低賃金を基準に設定した方もいるかもしれません。厚生労働省のデータ[文献1]によると、最低賃金は都道府県ごとに差はあるものの、だいたい1時間あたり1000円前後となっています。
一方、時給に関係なく、自分なりの基準で1時間の価値を設定した人もいるかもしれません。
他のTimelookユーザーが、どれくらいの金額を設定しているのか気になる人も多いと思うので、この記事ではTimelookユーザーの平均値を公開したいと思います!
と言いたいところですが、、、Timelookではユーザーの設定情報を収集していないため、平均金額を公開することはできません。
そこで、大手時計メーカーのSEIKOが毎年発表している「セイコー時間白書2024」の調査結果[文献2]を代わりに紹介します。
この調査では、日本の男女1200人に対して、仕事や家事、勉強などの「オンタイム」と、プライベートな「オフタイム」のそれぞれについて、自分にとっての1時間の価値を尋ねています。
この調査結果によると、オンタイムの1時間の価値は平均4,672円(昨年4,053円から+619円)、オフタイムは12,974円(昨年11,939円から+1,035円)となっています。
ちなみに「セイコー時間白書」は2017年から実施されており、これまでの調査で最も高い「時間の価値」が記録されたのは2022年でした。この結果は、コロナ禍からの回復が影響し、多忙な時間感覚が戻ったためだと考察されています。
参考文献
[2] セイコー時間白書2024